1958-04-21 第28回国会 参議院 本会議 第24号
それだけでなく、ICBM、IRBMなど、原水爆弾頭の実験のための放射能は、人類の許容量を完全に突破しております。しかも、戦争の危機は決して遠のいてはいないのであります。「今や、戦争は偶発的なことから起るであろう」と、インドのネール首相は言っております。
それだけでなく、ICBM、IRBMなど、原水爆弾頭の実験のための放射能は、人類の許容量を完全に突破しております。しかも、戦争の危機は決して遠のいてはいないのであります。「今や、戦争は偶発的なことから起るであろう」と、インドのネール首相は言っております。
従って、プルトニウムを原爆材料に使わないとは口約束だけで、たとい相手国が原水爆弾頭にこのプルトニウムをどんどん使われても、日本から渡したものが使われたかどうかということは日本として知るすべもないという状態に置かれるのである。総理は、動力協定の結果起るこの事実を一体何と思われるのであるか。
伝えられるところによると、国民感情その他国際的関係からひた隠しに隠して、一朝有事の場合には、アメリカから原水爆弾頭を持ち込んで、これを発射するのだということが言われております。
これはダレス長官のフォーリン・アフェアーズの論文からも、先に申し上げましたように明らかでありますが、原水爆弾頭をつけたミサイルが日本に配備され、また自衛隊がこれで武装されることを押しつけられたのでは危険この上もないのであります。また、かかる新しい事態のもとにおきましては、アメリカの陸海空軍が日本に駐留することが、いよいよ日本にとりまして危険を招く要因となって参るのであります。
○木島虎藏君 そのたまの方に二種類あって、原水爆弾頭をつけたやつとつけぬやつとあるが、今来たとか来ぬとかいうものは、問題になっておるのは、つけぬ方だということですか。